北海道弁漫才の可能性
こんばんは。
2歳になったばかりの娘に「パパ早く病院行ってきて」と言われたえのきです。
心の傷に効くおくすりをください。
さて、先日の投稿にも書きましたが、ナイツ塙さんの「言い訳」を読みました。
とても読み応えのある本ですが、
「これって一般ウケすんのかな?」とすら思えるほどに、漫才を超専門的に解説した本でした。
少なくとも、小6でオンバトにハマってM-1グランプリも全て見てきた僕にとっては感動する部分が多かったです。
ちょうど僕が小6のときにナイツがデビューしてるので、話もすんなり入ってきました。
本書の中で印象に残った話。
漫才の母国語である関西弁に対して、関西弁以外でそれに匹敵するほどのインパクトを残して優勝したのがアンタッチャブルの柴田さんだと解説しています。
柴田さんの感情と人間性が、江戸っ子のようなべらんめえ口調のツッコミに乗っかって、会場がうねった、と。
詳しくは本を読んでほしいのですが、漫才において、自分の言葉で喋ることの重要性が随所に書かれていました。
関西弁には怒りの感情を乗せやすく、それでいて言葉に愛をかんじるから強い、とも。
近年では茨城弁のカミナリや九州弁のからし蓮根が、方言のツッコミを取り入れた漫才で人気を得ています。
僕は幼き頃におばあちゃんと暮らしていました。
そのくらいの年代の人はみんなそうだと思いますがとても北海道訛りの強いおばあちゃんでした。
その影響で僕も割と北海道訛りが身についています。
北海道弁にも可能性はあるでしょうか。
北海道弁を漫才に取り入れるとしたらこんな感じでしょう。
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「はいどうも」
『おばんでした』
「秋と言えば、食欲の秋ですよね」
『そだね、食べらさるよね』
「食べたいのはやっぱりチキンたっぷりペペロンチーノ」
『うまそうだね』
「あとクリーミーカルボナーラ」
『めんこいね』
「そして冷たいラーメンカップ(醤油)ね」
『いや全部セーコマの惣菜!』
「全部一緒に食べちゃうんですよね」
『一緒!?麺ばっかり!あずましくねえな!』
「あとやきそば弁当ね」
『また麺!』
「お湯捨てるのもったいないから花壇のお花にあげますよね」
『しぬしぬ!花が!お湯は中華スープに使え!はんかくせえな!』
「・・・」
『なした?』
「・・・」
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ちなみに「じょっぴんかる」はリアルで聞いたことはありません。記憶ではおばあちゃんも言ってなかったと思います。
せいぜい「かぎかる」くらいでしょう。
ちなみにちなみに僕は昔からセイコーマートを「セイコマ」と呼んでいたので、
ここ数年でセイコーマートが自らを「セコマ」と言い出したことに戸惑いを隠せません。
ちなみにちなみにちなみに僕の地元苫小牧では、セブンイレブンを「セブン」と呼ぶのに対し、旭川の人は「イレブン」と呼ぶことにも衝撃を受けました。
あと、びっくりドンキーは地元では「ドンキー」、こっちでは「びくドン」です。
話がそれましたが、
「はんかくさい」「あずましくない」「みったくない」「わや」
など、北海道弁ならではのニュアンスをもつ言葉は、漫才に使えるかもしれません。
今度試してみます。
(執筆者:えのき)
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