「スーパーライブ笑」に行ってきたよ

こんばんは。
すごく安全運転な人です。
一時停止をちゃんと停止しない人とか、
駐車場などから出る時に歩道の手前で停止しない人とか、
横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるのに停止しない人とか、
ウインカー出さない人とか路駐とかコンビニワープする人とかを見かけるたびに、
「はい貯まった!地獄行きポイントカードにポイントが貯まったよ!」
と怖い事を考えて精神衛生を保っています。


そんな事よりも、東川で行われた「スーパーライブ笑(SHOWと笑(しょう)をかけていると思われる)」に行ってきました。
(みんな知ってる)


場所は東川農村環境改善センター。
農村の環境を改善したいなあと思ったときに来ることでお馴染みのセンターですが、
なんとここでお笑いライブをやるというのですから驚きです。
(長蛇の列がみえるぞ)


受付の長蛇の列にくねくねと並んでいるときでした。

すぐ横のトイレからロケット団の倉本さんが出てきたのです。
ロケットのような放尿を終えたであろう清々しい顔で颯爽と出てきましたが、誰も気づいてませんでした。
中学生の頃からオンバトで見てた僕はすぐに気づきましたので、本当は握手をしたかったですが、荷物を持っていたし、突然のことにただただ驚いた顔をすることしかできませんでした。
するとなんと、僕が気づいたことに気づいてくれたであろう倉本さんが、爽やかな笑顔で会釈をしてくれましたので、
僕も「おせす(お疲れ様です)」という謎の挨拶をするにとどめました。
好きになりました。


興奮冷めやらぬまま会場に入り、席に着きました。
僕らは2歳の娘を連れていたので、周りに迷惑をかけぬよう、端っこの席に座りました。
(しかししっかりと最前列は確保)


出順を忘れたので、思い出した順に感想を書きます。


トップバッターは平野ノラ。
ネタというネタはせず、持ち時間のほとんどを会場や客との絡みで終えるという営業ならではのスタイルで笑いを取り、これはこれで嬉しいなあと思いました。
平野ノラが選び、壇上に上がった一般の小学生女子が、終始アンニュイ過ぎて仕込みかと思うくらい面白かったです。
棒立ち無表情の小学生女子の周りをコミカルに踊るノラ。
最初にして、今日の全てのネタを振り返っても一番面白かったです。
客のチョイスも、いじり方も、全部平野ノラの計算なのでしょう。
好きになりました。


トンツカタン。
テレビなどで櫻田さんの異常性は知ってましたが、ちゃんとネタを見たのは初めてでした。
ちゃんと面白くて、もっと売れてもいいのにと思いました。見た目に華がないからかな。
ちゃんと客席との掛け合いもして、コントも2本見せてくれて、
多分今日のメンツでは一番無名だと思いますが、かなり盛り上がってました。
好きになりました。


アイデンティティ。
安定の面白さでした。知ってるネタだったのが残念。
ネタの後にちゃんと客席との絡みもやってくれました。
そして2人ともアドリブが本当にうまい。引き出しがすごい。
野沢雅子に隠れがちだけど、見浦さんって本当にツッコミを外さない。
さらに好きになりました。


牧野ステテコ。
ふつうにウケてました。

ひとつ思うのは、お笑いライブならではの現象だと思うんだけど、
アーティストなどのライブは「あの歌が聴きたい!」って動機で見に行くけれど、
お笑いライブって「あのネタが見たい!」って見に行くものじゃないから、
期待値の低い芸人さんほど、そもそものネタをあんまり知らないから生で見たときの満足度が高くなって、
期待値が高い芸人さんほど、「それ見たことあるやつ」ってなって満足度がそこまで上がりきらないですよね。
今日もそれを感じました。


どぶろっく。
前日にキングオブコントを優勝した2人。
2歳の娘が「かわいい〜」と言っていました。(どこが?)
で、キングオブコントでやったネタではもちろんなくて、おなじみの歌ネタでした。
僕はその方が好きです。特に女女女女いうやつ。
エンタだと安直な下ネタばっかりの印象があるけど、本当はちゃんと面白いところついてくるネタをやる人達なんだよね。
エンタって芸人をつまらなく見せるのがうまい。


ロケット団。
漫才はさすがとしか。
でも最初からネタに入って、ネタが終わってはけてくのは、地方営業の客からしたらさみしいかな。


インスタントジョンソン。
ずっと面白かったです。
照明や音楽、ステージを最大限に活用したコントで、他の組とは違うなって感じがしました。圧倒的。
そして関係ないけど、3人とも違うベクトルでオシャレになっていってるのがなんかツボ。


ナイツ。
ずっと面白かったです。
まあ知ってるネタの組み合わせでしたが、その中でも営業ならではのくだりもいれたり、
個人的に塙さんの本を熟読していたから、「なるほどなあ」と思いながら見る部分が多かったです。
例えば以前は、塙さんが終始客席を見ながらネタを進めている感じがありましたが、
ときには土屋さんの方を見て突っかかったりしてみるようになったと本に書いてあったんですが、まさにその通りでした。


ドランクドラゴン。
最近ネタを見てないのもあって、久々に見るドランクドラゴンのネタは超面白かったです。
鈴木さんもテレビではポンコツキャラですが、コントをやると2人ともめちゃくちゃうまい。かっこよかったなあ。


そして最後はどぶろっくのキングオブコント優勝をお祝いしたり、
サインボールを投げたりで幕を閉じました。


ひとつ気になったこと。
観客に楽しかった思い出を持って帰ってもらうのがお笑いライブの命題、とした上で、

最後にサインボール投げるのって、要る?

なんかあれサービスのつもりで安易にやってるけど、取れた人が楽しいだけで、取れなかったほとんどの人が最後にちょっと残念な気持ちにならない?
感情曲線がちょっと下降するんだよ、絶対。
せっかく笑って楽しい気持ちになったのに、勿体ない気がするんだよなあ。

細かいこと言うと、あれってみんなに平等にチャンスがあるようで、実はないじゃん。
前列でも、後列でも、右端でも左端でもチャンスはなく、中央周辺に座った人にしかチャンスがないじゃん。
少なくとも今日はそうだった。
それをゲットするためのレースにエントリー出来てないわけじゃん。
小さな子連れも、車椅子の人も、端っこに座ってたよ。そこしかないわけだから。

あと、「欲しい欲しい」と手を上に伸ばす観客席を見て、なんか演者が上で客が下みたいな上下関係を感じて気持ち悪くなっちゃったんだよね。

僕が作りたいエンターテイメントはこれじゃない感がすごかった。
ああいう愛のない企画はやりたくないなあ。


一番良かったのは、最近お疲れの妻がゲラゲラ楽しそうに笑ってたこと。
お笑いよありがとう。


明日は久々にフルでオフなので、進めるぞ〜

(執筆者:えのき)

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